このブログで何度も書いているのが、
自信をつけるために、自分を変えるために、頑張れ!という事です。
で、頑張った結果。
めちゃくちゃ自分が変わったように感じるんです。
でもそれは多くの場合、間違いです。
実は大して変わってません。
思い立った最初はすごくエネルギーが高いので、
なんだかもう全然今までの自分じゃないみたいなテンションになるのです。
三日坊主と言う言葉がありますが、
それが多少伸びただけの事。
人間は習慣の生き物
自分の今の生活を振り返ってみてください。
毎日新しい事をやっているか?というと、そんなこと無いでしょう。
多くの行動は以前にも行ったことがある行動でしょうし、
昨日もその前の日もやっているような、習慣でやってるような事が多くないですか?
それもそのはずで、
我々人間の行動の大半は習慣によってできた動きです。いや、もはや全部かもしれない。
自分の声の出し方だったり、
話し方、歩き方、、、
相槌の仕方だったり、考える時の姿勢だったり、もっと詳しく言えば、椅子からの立ち上がり方。
こんなのもすべて、なぜかわからないけど、ずっとそうしているという習慣です。
今日は昨日とちがって返事のボリュームを1.2倍にしよう!とかいちいち考えないでしょう。
全ては自動。習慣です。
自分を変えるとは習慣を変える事
自分は変わったと。強い意気込みをもって、
テンション高く、やる気に満ち溢れる状態になり、
今日から家に帰って10分読書をしよう!と決めたとします。
今までは家に帰って、ダラダラとインターネットを何気なく見ていたのを、
読書することに変えました。これはまだ習慣ではありません。
だから、自動的に行われない。
意識して読書しなくてはなりません。
あ、読書しなきゃ。と思ってる時点で習慣になってません。
これが、何も思わず自然に読書する動きになるまで、
自分は何も変わってません。
前と同じ自分が、ただ今日読書をしようと思い立っただけのこと。
ふと気を抜けば、習慣であるダラダラインターネットにすぐ戻ります。
でも、意識して読書してる!!!と思うと、
俺って変わったなぁ~とか思ってしまいます。でも、変わってないんですよ。
いや、そういう行動をしよう!と思っているということは、
少なからず以前とは変わっているかもしれませんが、
先ほどの例でいうと、10分間読書する人間にはまだ慣れていない。
本当に習慣になれば、読書しないと気持ち悪いと思ってしまうはず。
いつも寝る前に歯を磨く人が、歯を磨けなかったら気持ち悪くて仕方がないでしょう。
無意識で行う習慣にするためには?
無意識にできるようになるまでには、
まず継続して取り組む必要がある。
何日続けられたら習慣になるのか~?という問いについては、
21日とか66日とか色んな説があるようですが、
21日経ったからOKとか思ってるようでは同じことなので、
目安にしかなりません。
それより、まずはいかに頻繁に意識するか、というのが大事です。
例えば、人の目をみて話すのが苦手な人が、
目を見て話すよう取り組み始めたとしましょう。
毎朝、今日は目を見て話すぞ!と意気込んで出発しても、
これまでの生き方がありますので、意識してないと忘れてしまうもの。
意識しよう!と思っても同じこと。ループしてますよね。
だから、強制的に意識させることが大事です。
強制的に意識させて、習慣を作り出す。
どういうことか?というと、
例えば携帯電話の待ち受けに書くとかですね。
まぁそれはありきたりですから、
もっとトコトンやりましょう。
目を見て話さない人の多くは下を向きがちです。
下を向いたら目に入るもの、例えば手の甲に、「○」と書いておくとします。
「○」だけみても他人には何の事かさっぱりわかりません。
でも、書いた本人は目を見て話すことを忘れないように書いた「○」だ。と意識するのです。
もっと頻繁に意識するなら、
胸ポケットのボールペンに書いても良いし、
オフィスの自分のディスプレーの片隅に印をつけても良いでしょう。
とにかく自然に目に入るところに、意識を呼び起こさせる印な言葉を書いておく。
その都度習慣にしたいことを思い出すことで、頭に刷り込んでいきましょう。
まとめ
ポイント
・自分は変わった。と思っても大体変わってない。
・習慣になるまで、変わったとは言えない。
・習慣にするには、長く続けるより、頻繁に意識することが大切。
・強制的に意識させることで、習慣を作り出す。
なかなか大変ですが、
思い出させるためのトラップの存在を忘れても実行できてるようになれば、
習慣化完了です。